釧路川源流カヌーツアー

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写真
Lake Kussharo & Kushiro River

【釧路川をカヌーで下る楽しみ】


●2024 グリーンシーズン 


屈斜路湖を源に、太平洋へと注ぐ全長約100kmの一級河川です。
上流部は阿寒国立公園、下流部は釧路湿原国立公園を貫く、自然濃い野生的な原始河川です。
中流部は開発の手が伸び、人口水路の様相を呈していますが、流れを遮るダムや堰などがない一級河川です。
流れ出しから終わり(海)まで下ることができるワイルドな川旅を楽しみたいパドラーにも人気の川です。





カヌーに乗らないと見えない景色があります。カヌーは水上を移動するための道具です。自然の流れに乗り、自然の蛇行を行きます。
次のカーブの先にはどんな風景が待っているのでしょうか?野鳥や動物たちとの偶然の出会いもカヌーの楽しみの一つでもあります。
さぁ!僕と一緒に川の世界を体感しましょう!

●屈斜路湖


人口約6,840人(2024年12月末)(ちなみに2015年11月時点では7,900人いた)、総面積が774.53km2の弟子屈町に屈斜路湖があります。屈斜路湖の面積は79.3km2と、土地の約10分の1を占めるほどの大きさです。
国内では6番目に大きなこの巨大な水がめは、幾多にわたる火山活動を繰り返した末にできたカルデラ湖で、周りを外輪山に囲まれています。


火山活動の名残は、和琴半島にある「オヤコツ地獄」で感じることができます。噴煙を上げ地熱が高く、温泉も湧き出ています。
また、「クッシー」がいる湖としてご存知の方も多いはず。最近はめっきりクッシー話は出てきませんが、きっといます。実は僕、2回ほどクッシーの存在を身近に感じる体験をしています(ホント!)。





湧き水主体の水がめは釧路川の源。ここからあふれ出す豊かな水は、森をつくり、水鳥がつどい、幾つもの支流を集め、釧路湿原を抜け、しずかに太平洋へと注がれてゆきます。


屈斜路湖でのカヌーツアーはこちら



●釧路川源流域【眺湖橋〜摩周大橋】


特筆すべきは水の透明度です。
屈斜路湖の清らかな水がそのまま源流を流れていきます。カヌーから見る魚影、赤や白の砂利、長い年月川底に沈んだままの流木など、何度下っても飽きることがありません。
川幅も狭く、左右から次々と現れる倒木をかわしながら、適度な流れに乗って下るカヌーは、とても心地よいです。
新緑、深緑、紅葉など豊かな森が見せる彩と、野鳥のさえずり・・・。
どこまでも下っていきたくなる魅力的な区間です。
→◆釧路川源流域ネットワーク憲章・ルール


釧路川源流を下るカヌーツアーはこちら



●釧路川中流域【摩周大橋〜五十石】


人の手が多く入った区間です。
それでもアイヌ語の(テシカ・ガ)の由来となった「岩盤」が川底を形成しており、適度に続く瀬を水しぶきを浴びながら下るちょっとスリリングな川下りが楽しめます。
水も比較的きれいで、バイカモが水中に揺らいでいるのが見えます。
広い川原が点在しているので、カヌーを止めて上陸し、のんびり昼寝や釣り、スケッチなんかもいいかもしれません。
タンチョウやエゾシカも顔を見せてくれるので、こちらも飽きない楽しみガ多いフィールドです。


釧路川中流を下るツアーはこちら



●釧路湿原域【五十石〜岩保木水門】


五十石を過ぎると川幅も広がり、水も流れも匂いもずいぶん変わります。
牛や馬が放牧され、場合によっては水辺にいる牛に手を振りながら・・・なんて事もあります。
蛇行が大きくなり、流速は落ちますが流れの力はあります。釧路湿原を右手に見ながらカヌーは力強く押し流されていきます。
二本松橋近くにある小高い丘から見る風景は、自然と人の関係を考えさせられます。
細岡を過ぎると河畔林は消え、釧路湿原の懐の広さをと空の大きさを体感できます。
岩保木水門は昭和6年に施工されて以来開かずの水門として、新釧路川と旧河川を隔てています。


釧路湿原を下るツアーはこちら



●釧路川の全体見取り図